既に作曲経験がある人

 

レッスンを始めていただく前には、機材を何も持っていないので何を購入して使っていけば良いのか、とのご相談を承りました。

 

作りたい音楽は「こんな感じ」という構想がご本人にあり、教えていただいた好みの感じのアーティストのYoutubeでもElektron Digitaktが使われていることが多かったのです。

Elektron Digitakt

また、予算が10万円くらいで、その機材に沿って授業が進んでいくと好ましいとのご希望も頂いていたため、最初の1代目の機材はDigitaktが最適であると予想していました。

 

しかし実際にレッスンを体験していただくと、やはり機材を後回しにして、モニター環境やミキサー、オーディオインターフェイスなどの周りを固める所から予算を費やしたいという事になったため、急遽モニタースピーカーの話がスタートしました。

 

最初のうちはKRKのROKITシリーズやTANNOYのRevealシリーズあたりが良いのでは。

KRK ROKIT
KRK ROKIT
TANNOY Reveal
TANNOY Reveal

 

私個人としては曲を作っていくにあたって、使用する機材はGaragebandさえあればいいと思っているので、焦って新しい機材を購入する必要は全くないとお伝えしています。

 

そのうちいろんな機材やアプリに自然に目が行くようになりますので、その時に改めてご相談いただく事になりました。

iOS Garagebandのシーケンサー
iOS Garagebandのシーケンサー
KORG Gadgetのシーケンサー
KORG Gadgetのシーケンサー

 

Garagebandはシーケンサーが横に走っていき、Gadgetは縦に走って行くため、その違いに慣れるまでに少しばかりコツが必要となります。

おそらく、KORG Gadgetは年末にセールがありますので、その時までは、体験版Gadget LEで操作に慣れて頂いて、それ以外ではiOS Garagebandで曲作りのコツを掴んでいっていただきましょう。

 

Garagebandだけでも、イコライザー、コンプ、エフェクトー、サンプラー付いてますし、ギター、ベース、アンプ、ピアノ、ストリング、打楽器、ホーン、民族楽器、そしてシンセサイザーはAlchemyが入っていますので、まず曲作りに困ることはありません。

 

その上で、私の授業をとっていただく方には全員、耳の訓練を重ねていただくのです。私の通っていた音大では実に様々なスタイル、ジャンルのミュージシャンが学んでいました。

 

その全てのジャンルのミュージシャンが絶対に学ばなければならないこと、知らなければならないこと、訓練しなければならないことは徹底して共通したものがあり、それを伝授して行くのが私の授業の核となっていきます。

 

その中でも最重要なのが耳の訓練、イヤートレーニングなのです。どんなジャンルのミュージシャンであっても耳を使った演奏が極めて重要であるため、イヤートレーニングの中でも一番最初にリズムに関して訓練を始めます。