いずれは、bandの音楽を作ってみたいと話していたSさんには、まずGarageBandを使った作曲の練習を宿題としていました。
リョウ先生が、
「GarageBandは、さわってみた?」
と、Sさんに聞いてみるとSさんは
「どうしたら良いか(どんなふうに作ったら良いか?)・・・。」
といった具合に次の言葉がなかなか出てこなかったようでした。
はずかしいようです。その証拠に、Sさんの手掛けた音を聞いてアドバイスをしようとすると。。。
「ああ〜。」
と、ついつい自分の音が気になってしまいがち。
気持ちはわかりますが・・ここは、乗り越えねばならない関門であることを、リョウ先生はやさしくわかりやすくSさんに説明。
すると、Sさんからはこんな質問も。
「ピアノは弾けた方が良いですか?」
なるほど、シンセサイザーで作曲する時にもピアノが弾けた方が、リズム・ハーモニー の理論がわかります。Sさんは、その点を気にしていたようですね。。
ヒヤリング
Sさんは1つの疑問に直面したので、リョウ先生はシンセサイザーの説明をしながら、Sさん自身にもどうやって音楽生活を楽しむことが最適かを考えてもらうことにしました。
初心者には、どのようなシンセが合うのか?を改めてヒヤリング。
*鍵盤数が多い・少ない
*和音が出せるか・出せないか
*気になる価格
使い方を実演しながら、リョウ先生はSさんにヒヤリングを続けます。
「どんな情報をつかめば、良いのかがわからない・・」
Sさんは小さな声で言いました。悩ましい姿を見て、リョウ先生は1つずつ解決できるようわかりやすく解説し始めました。
情報のつかみかた
ここが、かなり肝です。
今はネット時代なので、情j方は事足りるはずなのに・・それでも、迷ってしまうのは何もSさんだけではありません。
情報が多すぎて、よくわからないというのも迷う原因であります。
参考になるサイト、そうではないサイトなどを一緒に洗い出し、検証。
一見地味な作業のように思われるかもしれませんが、せっかく音楽を学ぶなら、機材選びは慎重になることは必須。
しかし、それ以上に楽しくなければならないのではないか?とリョウ先生のレッスンをレポートしていて感じました。
レッスンを通して
機材の操作の仕方、選び方がメインとなった今回のレッスン。
悩む時間が(良い意味で)必要なようです。
レッスンの終わりがけに、少し迷いがあるピアノの学習については、やはり少しやった方がより良い作曲ができるということをリョウ先生が解説。
私もレッスンをレポートしていて、今のSさんにとってピアノ学習は少しやった方が良いと思いました。
Sさんは、中学時代打楽器経験があること。そして、小学生の頃に少しピアノを習ってもいたそうです。
リョウ先生は、Sさんに
「少し、ソルフェージュやイヤートレーニングもやってみるところから、始めてみましょう。」
と、明るく声をかけるとSさんは
「はい。やってみます。」
安心した表情だったので、ホッとしました。
当教室では、このように学習者本人と腹を割ってしっかりとヒヤリング、そして最適なレッスン方法を提案。
しかし、あくまでも提案であって強制ではありません。
より良い音楽生活ができるよう寄り添い続けてゆくことを第一に考えて、レッスンに励んでおります。
時に、自分自身も習う側の立場も経験しながら・・
音楽以外の芸術を学ぶことも大切だと思って、月に1、2回絵画教室でデッサンなんかやったりしています。(撮影は、かおり先生)
形がないところから、形あるものへと表現することの難しさ、楽しさ。楽しさの向こうの、愉しさ。
そういったことなら、当教室で学ぶことができます。
当教室を選んで、通しているSさんにも是非この楽しさを味わって欲しい。そう願いながら、今回のブログを終了いたします。
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