第1回目 目標は、バンド音楽にこだわった音楽作り

 過ごしやすい季節となりました。

 リョウ先生の主宰するシンセサイザーDTMate教室。私は、アシスタントをしているカオリ先生と申します。本日来室したSさんの教室での様子をブログに書いてみようと思います。

 体験レッスン後、今日が初めてのレッスン。

 前回の体験レッスンとはまた違った緊張感を持ってSさんが来室。今日は、10月3日(土)。

 

 体験レッスン後、すぐに入会決意を表明。

 

「曲が作れるようになりたい」

 

 これまでそんな思いを持ちながらも、具体的にどうしたら良いのかがわからなかったところで、リョウ先生のアドバイスを聞いて少し先が見えたといった様子でした。

 

 やはり、音楽は楽しいものではありますが、それぞれにレベルや目標も違います。

 

 充実した音楽ライフにするために、個々にヒヤリングをしっかりと行った上で、講師として何ができるか?を一緒に考えて、練習メニュー紹介すること。

 

 そして、計画・実行の後押しは講師の役目なのだと感じました。

 

 

宿題をチェック

 

リョウ先生「宿題はできましたか?」

 

Sさん「やってきました。けど、はずかしい。」

 

 どんな宿題かというとGarageBand(アプリ)を使って1曲作ってみることというお題。

 Sさんは、作曲してきた音楽をリョウ先生に聞いてもらい評価してもらう瞬間。それは、確かに緊張するはず。その気持ちを重々承知しながらも、

 

「これはだれもが乗り越えなければならないことだから。」

 

と、やさしくアドバイス。

 

 Sさんは勇気を振り絞って、作ってきた音楽を流し始めました。

いよいよ本題に入ります

 

 とても素直なSさん。

 

 Sさんの「このことがわかったら、いいな」に答えるべく、リョウ先生は真剣な表情。

 Sさんが作った音楽の感想をSさんに伝えつつも家での練習についてはどうだったか? 困ったことは何だったか?などリョウ先生からの質問をSさんに投げかけるなどヒヤリング。ここで、講師だからこそ気づかない着眼点も見えてくるなんてことは、よくあります。

 限られた時間の中で、より多くのことを習得してほしい。いつも、わたしたちが大切にしていることです。

 

リズムづくり

 

 作曲の始めに考えるのは、リズム。

 ドラム・ベース音を使うことが多って曲を作り上げていくことが基本。

 

 しかし、リョウ先生はGarageBandで作曲するときは、シンセサイザーから作るということをSさんに紹介。

 リョウ先生が紹介したのは、アルケミー。

 

 Sさんの反応はというと、あまりの音源が多さに、とても驚いていました。

 

 リョウ先生からグリッサンド、ビッチ、ディレー、リバーブなど新しい用語を習得するSさん。

 作曲に覚えておくとより楽しくなるカンタンテクニックを提示。

 

 

 多くの音源・機能が兼ね備わっているならだれでもカンタンに作曲ができると思いがちですが、できるというのと満足のいく音楽ができるというのは違うのだな・・ということを感じました。

 

 タップすれば、思い通り反応するスマホ。機能は無限。自由に扱うことができる!

 それだけに、迷うことも多いようです。

 

 リョウ先生は、こんな提案をしていました。

*ループの活用

*ビートシーケンサー カラフル画像

 

 また、より一層楽しめる工夫として、あそび感覚で楽しめるようにドラム音源を使うことで、楽しみの幅が広がりモチベーションが上がるので、是非試してみるよう更なる提案をするのでした。

 

カッコ良い音楽を作るために

 

 

 

「メロディーを作るには?」

 

 このテーマには外せない、コードやスケール。

 

 

 Sさんは、楽典・音楽理論の必要性について少し疑問があったようです。

 学童期に、少しピアノを習っていたことも影響しているのかもしれません。

 

 スマホを使って作曲をする中で、必要に応じてコードなどを学ぶこともできるのが当教室の特色であるとSさんに伝えると、心なしか安心した様子。

 

 些細なことに対しても、疑問を持ち解決する力を育む。

 訓練なしにはできないこと。

 

 しかし、それが達成できた時はなんとも言えない感動で出会える。その感動を多く味わってほしいと改めて思いました。

 

 

次回の課題

(最後の写真)

 

 本日のレッスンを振り返り、次回の課題を決めることに。

 

 今回の課題は、やはり話し合いにて決定。

 まだ完成していないため1人で続きを行ないつつ、通信のやりとりさえできればリョウ先生との合作をしてみたらどうか?という結論に至りました。

 

 Sさんにとって新たなことです。少し緊張するかもしれませんが、すでに脱・独学という立ち位置にいます。

 教室ならではの学びを大いに楽しんでもらえたら良いなと思いながら、見送りをしました。