Elektron社の製品全般に言えること、それは「 扱いが難しい・・」
Digitaktが素晴らしい機材であることは疑いの余地もない事ですが、これを奥深くまで理解し、1台のみで1時間のライブを敢行するとなると、「 素晴らしい機材」である事を置いといて、また格別の努力が必要となります。
そして、これもまたElektron全般に言える事なのですが、機材を扱っているうちに
「こんな事できたら良いのに」
と思う事が大抵できます。
もちろん不可能な場合もありますが、出来ないことは工夫次第で「やりたかった事の理想の形に近づける」事ができるのです。
クラシック音楽もできます!
↑これはiphoneのマイクで録音したため音が良くないですが、BuchlaのModulation Oscillatorのみを重ねて作っています。
曲は私を音楽の道へ引きずり込んだ「あの男」の作曲です。
あの男→
Digitaktは入手する前から期待値は高かったのですが、どうもその機能をフルに生かし切れずに日々が流れていきました。
しかし重い腰を上げ、
「何としてもこの機材をもっと深く理解して、もっとうまく使いこなしたい!」そのためにやるべき事としてまずは、大阪に住むというDigitaktの神のライブを観に行くことにしました。Digitakt1台のみのライブ、その名もDigitaktrance Night。
これはとんでもないものを見てしまいました。はっきり言って何をやっているのかさっぱり分かりませんでしたが「良い音楽」であったことは確かです。
しかも音質も素晴らしく良く、Digitakt含めたElektron製品にまつわる「値段の割に音が大した事がない」という評判を覆すものでした。
Digitaktrance Nightの会場、大阪アメ村WAVE
確かに、サンプリングすると元のシンセサイザーの音質には及ばなくなるのです。モジュラーシンセサイザーを扱う人で、Elektronを軽視する人が珍しくないのは、この「音質」が大きなポイントになっているのでは。
しかし、これもまた「創意工夫」次第で手品のように素晴らしく美しい音に仕上げる事が可能である事を目の当たりにしました。
もちろん音のひとつひとつをDAWを使って磨き上げてDigitaktに仕込んでいくのは大変な作業ですが、ひとつひとつの音全てが自分の好みに作って磨き上げたもので構成されている楽曲には格別な愛情が芽生えます。
神はKick「だけ」で800発作ってDigitaktに仕込んであるそうです。
私はまだ100発も作っていませんが作業を重ねるたびに自分なりのやり方と能率がUPしていくのを感じており、アイスクリームを食べる手が止まらないように音作りに没頭するようになりましたが、それはそれで健康面が心配なので、意識的に立ち上がって「足」を動かすようにしています。
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